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クリスマスマーケット紀行2025

冬のヨーロッパといえば、クリスマスマーケット。せっかくヨーロッパに暮らしているしと思い、ドイツのフランクフルトとフランスのストラスブールのクリスマスマーケットを、2泊3日で巡ってきました。

全体的な旅程

#Itinerary
Day 1Flight to Frankfurt ✈️, sightseeing at the Christmas market 🎄
Day 2Travel from Frankfurt to Strasbourg 🚃, sightseeing at the Christmas market 🎄
Day 3Return to Frankfurt ✈️, flight back

Day 1

朝9時のフライトに乗り、12時頃にフランクフルトにつきました。

鉄道のホームも電車車内も綺麗で感動しました、さすがドイツでした。

駅構内車内もとてもきれい

ホテルまでの道中は新しいビルもたくさんあり、世界はどこも発展しているんだなと思いました。フランクフルト大聖堂を外から眺めましたが、精巧な作りでした

フランクフルト大聖堂 - Kaiserdom St. Bartholomäus

朝から何も食べていなかったので、ホテル近くのお店 Wirtshaus am Hühnermarkt で昼食兼早めの夕食をいただきました。

ドイツといえばソーセージ!ぷりぷりで美味しかったです。

ドイツのソーセージ(Wurst)とフライドポテト

7種類のハーブとクリームを合わせたグリーンソースを、ゆで卵と茹でたじゃがいもにつけていただく「Frankfurter Green Sauce」が、フランクフルトの郷土料理だと知り、せっかくなので頼んでみました。

使われているハーブは、ボリジ、チャービル、クレス、パセリ、サラダバーネット、ソレル、チャイブの7種。 チャービルやクレソン、パセリあたりなら日本でも手に入りそうですが、すべてを揃えると難しそうなので、この土地ならではの一皿です。

Frankfurter Green Sauce

いい雰囲気✨

この後、フランクフルト大聖堂の近くで開かれているクリスマスマーケットに行きました。 動画しか撮っておらず写真は残っていないのですが、また来たいかと聞かれると、どうかなーという感想でした。

帰り道には、ケーキ屋さんの Coffee House to the Golden Scale(Kaffeehaus Goldene Waage) に立ち寄り、伝統的なお菓子らしいチェリーケーキ Schwarzwälder Kirschtorte を購入しました。

見た目がとてもかわいらしくて、わくわくしながら持ち帰ったのですが、しっかりとしたバタークリームとバターケーキから構成される重たく硬めのお菓子でした。ふわしゅわで軽やかなケーキが好きな自分には、あんまり刺さらなかったです。

もう一個買ってあったティラミスはとっても美味しく、底の生地に忍ばせてあったベリージャムが良いアクセントでした。

Frankfurt Crown Cake / a.k.a Frankfurter Kranz ティラミスと共に

Day 2

昨晩泊まったホテルのThe Westin Grand Frankfurtはすごく過ごしやすくていい宿でした。

夜にバースペースで提供されるご飯

お部屋も広くて過ごしやすかったです

朝食会場

真ん中のイワシのサーディン?が美味しかった

この日はドイツのフランクフルトからフランスのストラスブールに移動して、クリスマスマーケット発祥の地とされるストラスブールのマーケットを楽しむ予定です。

事前にドイツの鉄道会社のDeutsche Bahnでチケットをとりました。2時間半ほどかかります。

ホテルからフランクフルト中央駅へ向かったのですが、駅周辺には浮浪者や薬物中毒と思われる人がウロウロしており、想像以上の治安の悪さに愕然としました。

これからフランクフルトを訪れる方には、可能であればフランクフルト中央駅周辺での滞在は避けることをおすすめしたいです。

フランクフルト駅の周りだけホテルの料金が不自然に安かったのに納得しました。同僚からイタリアのミラノも似た状況だと聞いたので、いつか訪れる際には、治安の悪いエリアを事前に把握し、細心の注意を払って旅程を組む必要がありそうだと感じました。

乗車すると座席にこんな表示が、ドイツ鉄道の優待客用の席ですが、混雑時は座っても特に問題ないみたいです。

BahnBonus Status 乗車前にシュトーレンを買ってみましたが、あんまり好みじゃなかったです

ドキドキしつつも無事ストラスブールに到着しました。こちらの駅は割と治安が良さそうで一安心です。

Strasburg Station

2日目のホテルはAloft Strasbourg Etoileにしました。クリスマスマーケットの会場や観光地に程近く、リーズナブルな宿だったので、次回来る時もぜひまた泊まりたいです。

入るとクリスマスツリーが クリスマスシーズンだったのでクッキーをもらいました、美味しい!

ホテルで一息ついてから今回の旅の大目玉、クリスマスマーケットに向かいます。ストラスブールは街そのものがクリスマスマーケットになっていて、どこを歩いてもきらびやかなイルミネーションが見られてすごく楽しかったです!

今までで1番豪奢なメリーゴーランド! こんな感じの道がずっと続きます

普通のお店もクリスマス仕様にデコレーションされていて、かわいすぎました。

ジンジャークッキーがあしらわれたお店

伝統に忠実だからか、出店の商品のバリエーションがかなり限られていたので(ダブリンだとケバブとかヤンニョムチキンとかもあったけど、クレープとワッフル、ホットワインがほとんど)、お腹を満たすのは少し厳しそうでした。

ただ、ここで食べたクレープは粉の力強さとバターの豊かな風味が奇跡的なハーモニーを奏でており、とんでもなく美味しかったです。

クリスマスマーケットの豪奢さはこのノートルダム大聖堂が背景になることで加速している気がします。なんてかっこいい建造物なんだ。 ノートルダム大聖堂 / Cathédrale Notre Dame de Strasbourg

せっかく訪れたので、閉館間際ではありましたが、ロアン宮殿(Palais Rohan)も見学しました。

これほど豪華な家で王侯貴族が暮らしていた一方で、市民が貧困に苦しんでいたと考えると、暴動が起きたのも無理はないなーと感じました。宮殿内部は優美な装飾で満ちていて、ここで日々を過ごしていれば、市民の厳しい暮らしはまるで別世界の出来事のように思えてしまうなあと。

「パンがなければケーキを食べればいい」という言葉が自然と口をついて出てしまう心情も、決して共感はできないけれど、一つの現象としては想像に難くないなと思います。

フランスはお菓子がとにかく美味しいと聞いていたので、うきうきでエクレア屋さんに入ったのですが、シューが湿気を纏い、クリームは溢れるほどではなくて、勝手に残念な気持ちになりました。

エクレアといえば、小学生の時に大好きでよく読んでいた大石誠先生の「チョコレート戦争」のイメージが脳裏に焼き付いていて離れなくて….

エクレール それはシュークリームを細長くしたようなもので、シュークリームと違っているのは、表面にチョコレートがかかっていることだ。これをたべるには、上品ぶってフォークなどでつついていたら、なかにいっぱいつまっているクリームがあふれだして、しまつのおえないことになる。そばを、つるっとすくってたべるように、いなずまのような早さでたべなくてはならない。そのため、フランス語でも、この菓子の名前を「エクレール(いなずま)」というのである。

明は、口をできるだけおしあけて、その大きなエクレールを口のなかにおしこんだ。すると、かたいようでやわらかい、やわらかいようでかたい、その皮のなかから、かおりのよいクリームが、どっとながれこんできた。

うまかった、舌がしびれ、口じゅうがとろけそうなほど、そのエクレールはうまかった。明は、目をつぶった。

この一節が本当に大好きで、何回も繰り返し読んでいました。 ああ、どんなに美味しいんだろう本場のエクレア…などと期待値を爆上げでいったのがよくなかったなと。創作と現実は切り分けて考えなくてはならないというよいい一例です。

残念な気持ちとエクレア

この日の夜はアルザス (Alsatian) 地方の郷土料理を食べるべく、Les Chefs d’Oeuvre d’Alsaceに飛び入りでいきました。私たちの後に来たお客さんは満席では入れなかったみたいなのでラッキーでした。

私は Tarte flambée (a.k.a Flammekueche) という薄くてクリスピーなピザを食べました。

昨年にスイスでピザと頼んだ時にこれと同じような料理が出てきて、『全然ピザじゃないじゃん!!!』と思ったことがあったのですが、多分あの店で出していたのはピザではなくTarte flambéeだったんだなと、一年越しに理解しました。

Tarte flambée (a.k.a Flammekueche)

ホテルに卓球台があったので、めちゃくちゃ卓球で遊んだ後にホテル内のバーでカクテルを楽しみました。 卓球楽しすぎる。

ホテルのバースペースでカクテル

Day 3

今日はストラスブールからフランクフルトまで電車で戻り、さらにフランクフルトからフライトで帰ります。

ホテルの朝食会場 #1

ホテルの朝食会場 #2

少し時間があったので、プチフランスも観光しました。

フランスはスイーツが美味しいというのを身をもって体感するべく、2回目のスイーツ購入です。 L’Atelier 116は月曜にも関わらずかなり混んでいてびっくりしました。

美味しそうなパンを写真に収めようとしたら驚くほどピンボケ

パンも買いたかったのですが、ぐっと堪えてモンブランとミルフィーユを買いました。 本当は社内で優雅に食べる予定だったのですが、電車の遅延により乗り換えに失敗し、寒空の下ホームで1時間ほど待っている時に食べました。美味しかったのですが、次は暖かい部屋で美味しい紅茶と一緒に落ち着いていただきたいです🥺

なんとかフランクフルトまで戻り、帰りのフライトまで時間もあったので、治安の悪いエリアを避けつつぶらぶらしました。

ぶらぶらしている道中で、なんと金融街の真ん中で開催されているクリスマスマーケットを発見し飛び込みました。なんとここのクリスマスマーケットが私史上で1番良かったです。

まず焚き火があり、座れる場所がたくさんあり、ご飯も多種多様にあり、そして混み合いすぎていない! 暖炉を囲みながら食べるソーセージサンドと煮込みスープは沁みました。

かかった費用

全体でかかった費用は 1047 EUR (19万円) ほど、1人当たりだと 523 EUR ほどでした。

為替レート
1 EUR = 180 JPY

費用の詳細(2人分)は以下の通りです。 スイス旅行をした9月に比較して、1ユーロに対する円の価格が10円も安くなっており、あまりの円安に震えます。

TransportationCosts
✈️ Dublin <–> Frankfurt320 EUR
🚃 Frankfurt → Strasburg132 EUR
#AccommodationCosts
🏡 Nights 1–2The Westin Grand Frankfurt185 EUR
🏡 Nights 2-3Aloft Strasbourg Etoile207 EUR
#LunchDinner
🌭 Day 166 EUR15 EUR
🥩 Day 215 EUR52 EUR
🍛 Day 330 EUR25 EUR

最後に

飛行機を使わずに、ヨーロッパの中で国境を越えるのは今回が初めてでした。列車で知らぬ間に国境をまたぎ、他の国に足を伸ばせるってとても素敵で、豊かだなあと思います。その反面、一本道が違うだけで治安がはっきり変わることを体感できたたのも、いい経験でした。自由と危険って紙一重なんだなと。

クリスマスマーケット日本でも行ったことなかったけど、街がキラキラしててみんな楽しそうだったので行けてよかったです。ただ、どこのクリスマスマーケットも人混みをかき分けなければならないところが多く、その点を踏まえると、自分としては焚き火があり、腰を下ろせる場所があって、人がゆるやかに集まるようなクリスマスマーケットが好きで、そうした場所には今後も訪れたいなと思いました。