リスボン旅行記

Travelogue
リスボン旅行記

TABLE OF CONTENTS


はじめに & 全体的な旅程

友人が次の仕事が始まるまで少し長めの休みを取れるということで、2月の初めにダブリンに遊びにきてくれました!せっかくなのでダブリンで友人と合流したのちにリスボンへ1泊2日の小旅行にも行ってきました。リスボン観光はあまりにも時間が足りなかったので、今後行くことがあれば3泊くらいしたいなあと思います。

#Itinerary
Day 0Sightseeing at Dublin 🇮🇪
Day 1Flight to Lisbon ✈️
Day 2Flight back from Lisbon ✈️

Day 0

友人とダブリンでお気に入りのパン屋さん Bread 41 で朝食を食べてから、Trinity College Libraryに向かいました。

住み始めて半年以上経つのに、Trinity College Libraryが観光名所ということすら知らなかったため、訪れるきっかけになり友達には大感謝です。

当日はあいにくの雨でした
当日はあいにくの雨でした

アイルランド独自の言語であるIrishは古くはゲール語と呼ばれており、その起源は古代からアイルランドに定住していたゲール人に遡ります。
現在のアイルランド社会は、原住のアイルランド人の多くが異国に職を求めに出ていくことに加え、欧州だけでなくアフリカやインド、アジア圏からの移民も増えており、過去に比較し多文化な社会に変容しつつあります。
住んでいるからこそ、この国と過去と未来を知ることは重要だと感じました。

記念撮影スポット
記念撮影スポット

また、同じ島国でありながら、日本は20世紀までにおいては豊かな文化や教養を蓄え、数々の歴史があり、圧倒的な発展を遂げていたにもかかわらず、21世紀においてなぜここまでの通貨安や経済成長の低迷に陥ってしまったのかと切ない気持ちになりました。

次に、友人が無類の酒好きということでギネス工場にも行ってきました。

ギネス工場のチケットを購入すると、もれなく1パイントのギネスビールがついてきます。

ワクワクしながら注いでもらいました
ワクワクしながら注いでもらいました

なみなみです
なみなみです

醸造所の見学付きのチケットを購入したのですが、実際にはなんだか怪しいピンク色にライトアップされた醸造所の模型を眺めながらギネスのギネスビール以外のビールを嗜むという体験月のチケットであったため、しっかり1パインと飲んだ後にミニサイズのビールを3杯のみ、完全にベロベロになってしまいました。

艶かしくライトアップされた造形所の模型
艶かしくライトアップされた造形所の模型
小さいけれど侮ることなかれ、なミニビール3杯×2人分
小さいけれど侮ることなかれ、なミニビール3杯×2人分

私の友達は自分の思いをあまり口に出さず、何か伝えようとするにしても慎重に言葉を選ぶタイプなのですが、飲んでいるタイミングで「最近同僚に自分の思いをもっと率直にはなしてみたらどうかと言われたので、直してみようと思っている」とぽつぽつと打ち明けてくれました。
私も長くはない人生の中で、誰かに何か言われて直そうとした経験を思い出して、当時は必死だったし、本当に自分は至らない人間なので直さないともっと大きな事件になるようなこともあったと思うのですが
自分の好きな友人が自分の知らない誰かの言葉によって、本来の性質を変えてしまうというか変えようとしている様子に対していいね、とはなんだかいえず、どちらかというと自分の知っている彼女がいなくなってしまうのではないかと寂しい気持ちになりました。

夜ご飯は伝統的なIrish Pubに行こうと言うことで、Quays Irish Restaurantに行きました!

Irish Stew と、マッシュポテト付きソーセージを注文しました。これと炭酸水で50ユーロ強で、物価の高さを感じますが、とっても美味しかったです。

街中はまだまだクリスマスシーズンのイルミネーションが残っており、賑やかなのが嬉しかったです。

Day 1

朝にダブリン空港から飛行機に乗った、のですが機材トラブルの影響で1時間強ほど機内で待つことになり、リスボンに着いた頃には間も無く16時という、観光するには厳しい時間帯となってしまいました。

リスボンの街並みは綺麗でした
リスボンの街並みは綺麗でした

最初に宿に荷物を置こうと友達と向かったのですが、想定外の激坂に汗だくになりかけました。足元がごろついた石畳ということもあり、運動不足の体に応えました。

 激坂の中キャリーケースを引く友達
 激坂の中キャリーケースを引く友達

空港でリスボンカード (€31/24時間) を買ったので、わずかな希望を胸に電車で Jerónimos Monastery Mosteiro dos Jerónimos (ジェローニモス修道院) に向かいます。

17:30には閉館してしまうということで、昼食をスキップしお腹ぺこぺこなまま向かったのですが残念なことに、前日まで続いていた台風の影響でなんらかのメンテナンスが行われており、入ることは叶いませんでした。 もう一つ行こうと思っていた Belém Tower (ベレンの塔) もメンテナンスのため閉館しており、残念でした。

入り口を見ただけ...
入り口を見ただけ...

Monument to the Discoveries (発見のモニュメント)のみ外から眺めました。
発見のモニュメントは1960年、帝国史を再解釈する国家的記念物として建てられ、エンリケ航海王を先頭に探検家・宣教師・学者が並び「知識・信仰・航海」の三位一体を示すモニュメントのようです。これが大航海時代の栄光を記録に残すために建てられた記念碑なのか、とありがたい気持ちで眺めました。

すぐそばにスペインという大国があったために、航海に出て新たなる資源や稼ぐ道筋を見つけ出さなくてはならなかったのかと思うと、地政学がその国に与える影響がいかに大きいものであるかを実感します。

記念写真を撮ったはいいものの、あまりの爆風に笑いが止まりませんでした。海風の塩が今まさに髪についているんだろうな、とどうでもいいことを考えました。

近場に今日観光できそうな場所はもうなさそうだったので、友達とポルトガル名物であるエッグタルトの店に訪れました!大人気すぎて、1時間くらいは並んだかと思います。外に見えているのは列のごく一部で、店内にも長い列があり「おお。。」となりました。

お店は Pastéis de Belém です。

これに並んだ時には、さらにこの3倍の列が店内で待ち受けているとは思いませんでした
これに並んだ時には、さらにこの3倍の列が店内で待ち受けているとは思いませんでした

エッグタルトは外の皮がパリッパリで、中のカスタードはなめらかかつ非常にさっぱりとした味わいで(多分クリームの油脂でなめらかなのではなく、コーンスターチとかそれ系の澱粉類でとろみ漬けされていそうななめらかさ)、ペロリと食べられてしまいました。
短い旅行中でもう一店舗行きましたが、さすが大人気店ということもあり、このお店のカスタードの甘味とパイのサクサク感の調和は別格だったと思います。

せっかくなので私はエビマカロニグラタン入りのピロシキのようなパイ、友達はアップルカップケーキを頼んでいました。ピロシキのようなパイはちゃんと美味しかったですが、アップルカップケーキは結構微妙で友達と『微妙だね』という目線で見つめ合いました。

小腹を満たしたので、やっと…リスボンでご飯を食べるべく、友達と O castico restaurant へ向かいました。予約していなかったにも関わらず、土曜日の夜というかなり混雑しているに違いない時間帯にサクッと入れてありがたかったです。

お店に向かう道の途中で Arco Triunfal da Rua Augusta という凱旋門を見ることができました。美しい外観でした。ポルトガルに行くことを決めるまで、ポルトガルが過去にイスラームの支配下にあったこと、香辛料をはじめとする様々な貿易により15〜16世紀に反映した海洋帝国だったこと、そのほか様々な歴史的背景について何ひとつ知りませんでした。

ライトアップされていました
ライトアップされていました

O castico restaurantにつきました。

最初に頼んだワインがあまりにも並々すぎて、笑ってしまいました。

いくらなんでもなみなみすぎる
いくらなんでもなみなみすぎる

他の海鮮料理が本当に絶品で、調理によって、というよりも素材の力強さが光る美味しさでした。 リスボンでした外食はここのみでしたが、本当においしくて、次はリスボンへ食い倒れの旅に来ようと決意しました。

ムール貝のアヒージョのオイルにムール貝のおいしさがぎゅぎゅっと詰まっていて、友達と追加でバゲットを頼み、皿にあるすべての油を余すことなくバゲットに吸わせて食べ尽くしました。こんなにも貝の旨みが濃縮されたアヒージョは初めてで、その味の濃さに感激しました。

ムール貝のアヒージョ
ムール貝のアヒージョ

タコのグリル
タコのグリル
シーフードライス(Arroz de Marisco),素朴な見た目に反して、一口含むと濃厚な海鮮の風味に驚かされます
シーフードライス(Arroz de Marisco),素朴な見た目に反して、一口含むと濃厚な海鮮の風味に驚かされます

友人も私も栄養科学を専攻していた(私は中退しましたが)こともあり、帰り道は夜ご飯がいかに美味しかったかについて長いこと語り合いました。

リスボンに滞在したのは一泊のみでしたが、この日の夜は小嶋陽菜さんの Youtube で見たことをきっかけに決めた Palácio das Especiarias に泊まりました。

Fancy なロビー
Fancy なロビー

室内は決して広くはなかったですが、とても清潔でした。メルヘンな空間に乙女心がくすぐられました
室内は決して広くはなかったですが、とても清潔でした。メルヘンな空間に乙女心がくすぐられました

Day 2

泊まっていたホテル Palácio das Especiarias で朝食をいただきました。1人78€ほどであったのに、こんなに豪華な朝食が…と友達と2人で喜びを分かち合いました。本当におすすめしたい宿です!

光差し込む朝食会場
光差し込む朝食会場

フルーツとヨーグルト、Arroz doceというポルトガルの伝統的なお米のデザート
フルーツとヨーグルト、Arroz doceというポルトガルの伝統的なお米のデザート

副菜類
副菜類
パンもふんだんに用意されていました
パンもふんだんに用意されていました

スイーツコーナー、お腹いっぱいでたどり着けずでした🥺
スイーツコーナー、お腹いっぱいでたどり着けずでした🥺

こんな感じにとりました、今見てもおいしそうすぎます
こんな感じにとりました、今見てもおいしそうすぎます

接写バージョン📸
接写バージョン📸

美味しい朝食でお腹を満たし、昨日は叶わなかったリスボンカードの元を今日こそ取るぞ!とまたまた激坂をへて Castelo de S. Jorge (サン・ジョルジェ城) へと向かったのですが、もう欠片も見当たらない台風の影響でメンテナンスが続いており、入れませんでした。なんてことだ 😿

その次に向かった Mosteiro de São Vicente de Fora は奇跡的に開館しており、嬉しかったです。

ポルトガル語の展示が多く、全てを理解することはできませんでしたが、大航海時代や、王政から共和政への移行、大震災やその他要因による経済停滞の末に、経済再建に向けた活動など、ポルトガルの多くの歴史が集まっていたように思います。

入ってすぐの柵?手すり?にあしらわれた柱が可愛かったです
入ってすぐの柵?手すり?にあしらわれた柱が可愛かったです
外観は白基調でした
外観は白基調でした
大聖堂は息を呑む美しさでした
大聖堂は息を呑む美しさでした

屋上に上がることもでき、市街を一望できます。2月初旬にも関わらずからっと晴れたいい天気でした。

今回の旅はここで時間切れ、途中でエッグタルトをかき込んでから友達とホテルに荷物を取りに戻りました。

シナモンがエッグタルトの味変として置かれていました
シナモンがエッグタルトの味変として置かれていました

友達はもう一泊リスボンで過ごしたのちに、他の都市に旅立つらしく私の分もリスボンカードの元を取ってね!と思いを託し別れました。

弾丸すぎてほとんどどの観光名所もじっくり見られませんでしたが、素敵な息抜きになりました。 わざわざ何もないアイルランドに訪れてくれた友人には心から感謝です。

RyanAir恒例のセルフ搭乗 🙂
RyanAir恒例のセルフ搭乗 🙂

かかった費用

全体でかかった費用は 8万円 (445 EUR) ほどでした。

為替レート

1 EUR = 183 JPY

費用の詳細(1人分)は以下の通りです。

TransportationCosts
✈️ Dublin <–> Lisbon184 EUR
🚃 Lisbon Card31 EUR
PlacesAdmission fee
Guiness Store House38 EUR
Trinity College Library26 EUR
Mosteiro de São Vicente de Fora6 EUR
#AccommodationCosts
🏡 Nights 1–2Palácio das Especiarias78 EUR
#MorningLunchDinner
🌭 Day 011 EURnull26 EUR
🥩 Day 1nullnull45 EUR
🍛 Day 2Hotel Inclusivenullnull

最後に

友達が「いつ行けなくなるかわからないから、行けるうちに行こうと思ってきたんだ」と話していた通り、今はアメリカとイランの対立の影響によって日本から欧州への旅行はぐんとハードルが高まったなと感じます。
2週間ほど前にほぼ毎日聴いている NewsConnect という Podcast の土曜版にホストの野村高文さんが船橋洋一さんをお招きしてお話しされていた内容を聞き、自分は歴史のことを全く知らなかったということを痛感しました。なぜ戦争は起きてしまうのか、起こさないためにはどうすればいいのか、下がり続ける日本の経済力に対し、今の私たちには何ができるのか…

考えも言葉もとにかくまとまっていませんが、まずは船橋さんの著書 「戦後敗戦」 を精読し、いろんな物事に対して自分なりの判断とか、解釈を持ち、色々な歴史や背景を理解した上で、自分の選択に意識的に生きてけるようになりたいなと思います。